各種治療・施術

人が歩く時、骨盤は通常前後に動きます。

ところが膝が痛かったり、股関節が悪い方は、足がうまく動かせないので、つい足を引きずるような歩き方になりがちです。その時、骨盤は前後ではなく、上下に動いて足を動かしているのです。

骨盤を上下に動かしているのは、腰の筋肉。腰の筋肉を使って無理に足を動かすので、背中にまで痛みが出てきてしまうのです。

骨盤が後ろに倒れることにより、背中が丸くなるのが、いわゆる「猫背」という状態です。

背骨が全体的に丸くなっているので、胸椎の伸展も制限され、胸腔が狭くなり、呼吸時の1回の量が少なくなって、酸素を取り入れにくくなります。胸椎の後湾により、頸椎・腰椎が真っ直ぐになってしまい、腰痛もひどくなり、肩こりまで強くなります。

当院では、骨盤と一緒に矯正を行います。

頸椎(首の骨)は、脊柱(背骨)の上部に位置し、第一頸椎（環椎）から第七頸椎（降椎）まで七つあります。

首を左右に回す時は、第一頸椎と第二頸椎（軸椎）が、一番動く頸椎です。よく動かせる為、関節がずれやすく、一度ねじれてしまうと自分の力で元に戻すことは難しいのです。

よく、捻挫などをした時に放置、または固定などの治療をしても、よくならない場合がありますね。それは足首そのものの関節も、捻挫をした時に一緒にずれるからです。

放置したまま歩行すると、ずれてしまった部分がぐらぐらする為、捻挫をよけいしやすくなったり、足首がズキズキと痛み歩けなくなったりします。安定していない足は、腰・股関節・膝などまで痛みが出ることもあります。

頭蓋（頭の骨）は、15種23個の骨が複雑に組み合わさって、脳や神経を包み込む空間（脳頭蓋）や顔面（顔面頭蓋）を構成しています。
頭蓋骨にたくさんあるつなぎ目（結合）、顎の関節の歪みを矯正することで、取れにくい首の痛みや頭痛、顎関節症の軽減を期待できます。

目の奥の骨（写真黄色部分の骨）を矯正することで、目の疲れや目の動きにも効果があり、見えやすくなったとのお声も戴いています。